第22回教育セミナー開催案内
 
「チームで目指そう排尿自立!! 外来につなぐ多職種連携の構築」
 

開催趣旨

 COVID19の感染者数が減少してまいりましたがオミクロン株による感染者数の増大が心配されている中、様々なお立場でご尽力されていらっしゃる会員の皆様にお見舞い申し上げます。今回の教育セミナーは以下の趣旨で開催致します。
 2016年度の診療報酬改定で「排尿自立指導料」が算定されるようになり、入院患者に対して「排尿ケアチーム」が介入し多角的な視点からのアプローチにより、一定の効果が得られるようになりました。しかし、入院患者かつ限られた施設への適応であるために、対象者が限定されたり、排尿自立途中での退院となったり、外来での指導継続を必要とする対象者が多くみられました。会員の皆様のご尽力の成果もあり、2020年度に入院患者に対しては「排尿自立支援加算」へ変換され、さらに「外来排尿自立指導料」が加わり、かつ回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟においても適応範囲が拡大され連続して12回まで算定可能となりました。
 今回のセミナーでは、診療報酬の改定に至る経緯や外来や回復期リハビリテーション病棟での排尿自立指導の実際、多職種連携のポイントなど、様々なお立場で取り組まれ、ご活躍の先生方に解説していただきます。ここでしか聞くことができない内容もあるかと思います。日頃の排尿ケア活動に関する疑問などの解決やこれから排尿自立指導料の算定を整備されるご施設の活動の参考に是非ご参加ください 。
(JSSCR教育委員会:2021/12月改変)
 

開催日時

 2022年2月11日(金) 15:00~17:00
 

開催会場

 サンポート高松 第1会場:第2小ホール
 

テーマ

 「チームで目指そう排尿自立!! 外来につなぐ多職種連携の構築」
 

プログラム

 司会:吉川 羊子(小牧市民病院 泌尿器科)
    工藤 礼子(国立がん研究センター中央病院 看護部)
 
 1.排尿自立支援加算、外来排尿自立指導料算定:押さえたい実践のポイント
   講師:吉川 羊子(小牧市民病院 泌尿器科)
 
 2.急性期病院における排尿自立支援加算と外来排尿自立指導料算定への方略
  1)周術期以外の排尿障害予想患者の有効なスクリーニング方法と排尿自立支援の実際
    講師:梅田 富子(日本大学医学部付属板橋病院 看護部)
  2)医師・看護師・PT・OT との連携について及び関連した症例提示
    講師:帯刀 朋代(東京医科大学病院 看護部)
 
 3.回復期リハビリテーション病棟での排尿自立支援の取り組み
   講師:藤村 礼子(社会医療法人 陽明会 小波瀬病院 看護部)
 
 4.質疑応答、ディスカッション・まとめ